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頭部の角を取っていく
いままでだとここから楕円にする工程に入るのですが、今回は楕円にする部分が少なめなので、楕円に角を落としながら、角ばった頭部をしっかりと丸くしていきます。
自分の中で彫り方が固まっていたら、それほど悩まずに作業を進められるのでしょうが、まだまだ未熟者。いろいろと試行錯誤中。
この夢地蔵という作例は、多分これからも何体も彫っていく素材だと思っています。
そのためにも自分の中での手順を、しっかりと作っていきたいですね。
頭頂部から丸くしていく
ざっくりと角を落としただけの素材なので、正直に言ってまだ夢地蔵さんの形があまりイメージ出来ませんね。
本当ならここで、しっかりとした夢地蔵様のお姿が見えてこないと、しっかりとした形に彫れないのかもしれません。
まだまだ修行です。
ではここに楕円に彫る時の補助線を引いていきます。
あくまでもサポートとイメージということで簡単に。
ちょっと簡単すぎる補助線のような気もしますが。
まずは大まかに削るので小刀を使っていきます。
大体の形が出来上がってきたら印刀で修正しながら彫っていきます。
そしてまずは頭頂部が丸くなりました。
今の段階では単純に丸く彫り出しただけなので、頭部を作っていく段階では、また細かい修正をする予定です。
そしてここから肩やうなじ辺りなる部分を作っていきます。
そのために簡単に補助線を引き、頭部になる位置にアタリを付けていきます。
頭の位置が決まったら、位置を決めるために簡単に彫っていきます。
ここでも最初に小刀。そのあとに印刀を使って削っていきます。
ここも首回りや襟元などと作り込んでいく時に大きく彫り進んでいく予定なので、大体のイメージが出来るような感じで少しだけ彫っていきます。
そして頭部を丸く出来ました。
傍から見ると、どこが頭でどこが首回りか判断がつきづらいかとは思いますが、私の中では確実にイメージが固まってきました。
もっともそのイメージ通りに彫れるかは別ですが。
ただ少しでも彫っていくと、それだけでイメージは固まっていくものですね。
全体の角を軽く削っておく
頭部のイメージが出来たので、あとは全体の角を軽く落としておきます。
胴体部分はかなり大きく彫り込む予定なので、大きめに削り出してもいいのですが、まだちょっと自信がないので簡単に軽く削っておきます。
使うのは印刀。前後左右の角を簡単に丸くしておきます。
ちょっとビビりな性格が出ていますね。本当に少しだけしか角を落としていません。
けれど頭が丸くなっただけでも、自分の中のイメージが固まってきたのは収穫です。
ここから下絵を描いて、夢地蔵の形が頭の中で出来上がってくれば、本格的な彫りに入れるかな。
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