木彫刻初心者が仏像を彫る

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小学校以来の彫刻刀

物を作るということに凄く興味がありながら、その不器用さから全く物作りをする事が無かった私が、チャレンジする事になった仏像彫刻。

 

そのための道具として必須となるのが彫刻刀です。

 

彫刻刀を使うのなんて小学校の版画以来という私。そんなに高級な物を買っても使いこなせないでしょうし、宝の持ち腐れになるのは目に見えてます。

 

とはいえ技術的に未熟な私だからこそ、ある程度しっかりした道具を選ばないと、その後のスキルアップにも大きな影響があるのは間違いありません。

 

だいたい彫刻刀ってどんな違いがあるんでしょう?

 

まずは違いをしっかり勉強して、違いを理解してから彫刻刀を購入してみます。

ピンからキリまで

とりあえず、いつものようにネットで彫刻刀を物色。すると一言で彫刻刀と言っても、かなりの価格差があります。

 

セットで数百円のものから、12本セットで数万円もする彫刻刀まで。私の知らない世界です。

 

ばら売りで1本2千円くらいする彫刻刀などは職人さんなど専門職の方が使われているのかな。と思いきや、年配の方が趣味で利用されている場合もあるんだとか。

 

一度買えば長く使えるものですので金銭的な余裕があればそういう本物の道具をそろえるのもいいかとは思いますが、当然のことながらそんな余裕はありません。

 

かといって安い彫刻刀を買って、すぐに壊れてしまうのでは意味がない。

 

だいたい何故、こんなにも価格差があるのでしょうか?

 

もちろん製造メーカーの技術力などはあるようですが、一番の違いはやはり刃にあるようです。

全鋼と二層鋼

彫刻刀の刃に使われている素材はいろいろあるようですが、ほとんどの場合は鋼が使われています。高級な彫刻刀にはハイス鋼と呼ばれるものが使われてるようです。

 

正式名称はハイスピード工具鋼と言うらしく、かなり硬い高級素材だそうです。

 

しかし硬さのさはあれどれも鋼で作られているのかと思うと、今度は刃の構造の違いというのがあるんだとか。

 

どうもこちらの刃の構造の違いが、私の購入するであろう彫刻刀の価格差になっているようです。

 

その構造の違いは「全鋼」と「二層鋼」とに分かれます。その名前の通り、全て鋼で作られているか、二層構造で作られいるかの違いです。

 

「鋼が硬いなら、全部鋼の方がいいんじゃないの?」という私のような素人考えは間違っていて、二層鋼の彫刻刀の方が高級品なんだとか。

 

もちろんそれぞれにメリットデメリットはあるようですが、それぞれの違いを理解する必要がありそうです。

全鋼の彫刻刀

全鋼の彫刻刀は、その名前の通りに金属分が全て鋼で作られています。

 

製作工程が二層鋼よりも簡単で生産性に優れるため、比較的安価な彫刻刀に使われている刃のタイプです。

 

安価とは言え鋼で作られているため強度もあり、また切れ味も鋭くなっています。

 

ただし金属は固くなればなるほど脆く折れやすくなってしまいます。

 

そのため鋼本来が持つ強度よりも、若干柔らかく柔軟性を持たせているそうです。

 

それでも二層鋼よりも強度的にはやや劣るんだとか。

 

それに全体的に硬くなっているので研ぐのに時間が掛かるとも言われています。

二層鋼の彫刻刀

二層鋼は「付鋼」とも呼ばれ、その名前の通り、2種類の金属を貼り合わせて作られた刃になります。

 

彫刻刀の場合は全体が軟鉄と言われるしなやかな金属で作られ、刃のところに硬度の非常に高い特殊鋼で作られています。

 

この構造により、非常に硬い耐久力のある切れ味鋭い刃先と、柔軟で折れにくい刀身との両立が出来る訳です。

 

ただ生産工程が増えるため、通常の彫刻刀よりもやや高価になってしまうのが欠点です。また汗や水分に弱くなりやすく、錆びやすいという欠点もあります。

 

けれど丁寧に扱いさえすれば、その切れ味の鋭さと安定性は、全鋼に比べて上なんだとか。

 

 

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やはり買うなら二層鋼の彫刻刀か

安い価格帯の彫刻刀で全鋼と二層鋼の彫刻刀の価格差は1000円前後。それくらいの価格差であれば、ここはやっぱり二層鋼の彫刻刀を選びますよね。

 

ネットで「二層鋼」「付鋼」の彫刻刀の価格を調べると、7本セットで大体2500〜3500程度からあるようです。

 

もちろんお高い彫刻刀だと1本で4000円もするものまでありますが、まだそこまで出す勇気はありません。

 

良い道具を使うことで安全で快適に作業出来ることは間違いないのでしょうが、そのクラスの彫刻刀を使うのは、もう少し修行を積んでからかな。

 

ということでネット上で評価の高い二層鋼の彫刻刀を物色してみました。

 

義春刃物 よしはる彫刻刀・GX 付鋼製5本組

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まずはこちら。

 

見た目はちょっと子供用にも見えますが、付鋼でしっかりした刃の彫刻刀という評価です。

 

グリップも握りやすくて滑りにくい加工がされているので、ちょっと子供っぽい外観を気にしなければ使いやすそうな彫刻刀です。

 

セット内容は平刃・切り出し・三角刀・中丸刀・小丸刀の5本組。

 

ちなみに同じような見た目でSXというちょっと安いクラスの物もありますが、そちらは全鋼なのでご注意を。

 

義春刃物 高級 付鋼製 よしはる彫刻刀 プラケース入 7本組 HP-7

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そして次がこちら。

 

セットは5本組から7本組までありますが、この価格なら7本組がいいかな。

 

7本組のセット内容は切出刀(8mm) 三角刀(6mm) 中丸刀(6mm) 平刀(8mm) 小丸刀(3mm) 大丸刀(9mm) 小切出(4mm)と大体必要なものはそろっているようです。

 

ただ私が最初に彫り始める「はじめての仏像彫刻」の作例は小さく、1.5mmの小丸刀や深丸刀が使われているようなので、1〜2本買い足したいところですね。

 

よしはる彫刻刀のバラ売りはお値段の高いシリーズしか無さそうなので、違うメーカーの物を探さなくちゃいけないかな。

 

三木章刃物 パワーグリップ彫刻刀 7本組 800077

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そして最後がこちら。

 

付鋼の記載は見つかりませんでしたが、三木章刃物という有名刃物店の品物であることや、レビューなどの情報から、多分二層鋼の製品であると思われます。

 

セット内容はキワ型(7.5mm)平刀(7.5mm)丸刀(3mm 6mm)三角刀(4.5mm)浅丸(9mm)カマクラ(9mm)の7本です。

 

こちらのパワーグリップ彫刻刀はバラ売りがあるのが特徴で、私が欲しい小丸刀1.5mmなどもラインナップされているのが魅力です。

 

最初から高価な彫刻刀をそろえる気はありませんが、必要そうなものを買っていくと、初めから10本くらい欲しくなっちゃいますね。

 

さてどの彫刻刀を買おうか、しっかり吟味していきたいと思います。

 

 

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